【震災時の必需品】いざというときに慌てないよう用意するもの

雑記

現在、日本は100~150年に1度の発生頻度とされている「南海トラフ地震」注意報によって
混乱の只中にあります。

今回は地震大国日本においてそういった震災が発生した際に慌てずに済むよう
事前に用意しておいたほうがよい防災グッズを紹介していきます。

まず地震が起きた際に考えられる被害としては以下のものが挙げられます。

  • 津波…………海底で地震が発生することによる海面変動によって発生
  • 建物の倒壊…築年数の古い家屋やビルに起きる可能性が高い
  • 火災発生……建物倒壊によりガス管の破損や電化製品のショートにより発生
  • 土砂崩れ……地盤が緩んだ後、雨が降った際に発生することがある

被害だけでなく発生時には様々なシチュエーションが考えられます。

  • 商業施設での買い物中
    …照明や店内ディスプレの落下に気を付け、係員の誘導に従う
  • 電車やバスの公共交通機関利用中
    …つり革や手すりに掴まり、転倒等二次被害に気を付ける
  • 自動車や自転車といった乗り物の運転中
    …慌てずに速度を落とし、事故を起こさぬよう道の端に停車させる
  • エレベーターの中にいるとき
    …最寄りの階に停止させて降りる
     この際に閉じ込められてしまったとしても安全装置により落下の心配は低く、
     通気孔があることから酸欠の心配もあまりないため無理に脱出しようとせず、
     救助を待つ

その時その場所によって安全対応が変わってくるかと思いますが、全員が共通して行わなければ
ならないのが落ち着いて行動することです。

当たり前のことかもしれませんが、いざ災害に巻き込まれ不安で頭がいっぱいになってしまうと
余裕が無くなり。普段ならできることが途端に出来なくなってしまいます。

そうなっては助かる命も助からなくなってしまうため、
冷静に最善の行動を取るようにしましょう。

普段から家族で避難場所を決めておいたり、出かけ先では各自治体や国土交通省で提示している
防災マップ・ハザードマップを確認することにより避難場所を探すことが出来る、と頭に留めて
おくだけで安全確保への初動が早まり、生存率が高まります

それでは実際に地震が発生した際に自宅で用意しておくべき備蓄品非常用持ち出し品について
解説していきたいと思います。

備蓄品…自宅の安全が確認できている場合、在宅にて都市機能が復旧するのを待つのが
    基本のため、その際に数日間生活するための備えのこと

非常用持ち出し品…自宅に住み続けるのが困難となり、避難所に向かう際にリュックで
         持ち出す品のこと

備蓄品解説
飲料水インフラの復旧は3日程度見積もる必要があり1人1日3リットルを
目安に3日分用意する
※大規模災害発生時は1週間分が望ましい
食料品1人5食分を目安に3日分用意する
乾パンやビスケット等長期保存できて調理不要のものや
レトルト食品といったカセットコンロで温めて食べられるものが
望ましい
※こちらも大規模災害発生時は1週間分が望ましい
カセットコンロお湯を沸かせれば上記のようにレトルト食品に活用出来たり
タオルをお湯で濡らし体を拭くことで身を清潔に保てれば衛生面
について心的負担を軽減させられる
使い捨て食器紙皿、紙コップや割り箸を使用することで食器を洗う必要が
無いため節水に役立つ
ポータブル電源キャンプ等に活用されている製品で、スマホや家電の給電を行える
上に近年ではコンパクトサイズのものが多いため置き場所に困らない
LEDランタンこちらもキャンプで活用されており、部屋内を広範囲で照らすこと
が出来るので、電気が止まっている夜に必須となる
※ロウソクは火災の危険があるため照明としては適さない
現金近年は電子マネーやカードにより現金を持ち歩いてない人もいるが
大規模災害時に停電が起きれば電子決済ができなくなるため現金を
小銭で数万円備えておくとよい
救急用品絆創膏、消毒液、包帯や常備薬等
衛生用品インフラが機能せず断水となれば水が流れなくなるため
簡易トイレやウェットティッシュといったものを用意しておく
非常用持ち出し品解説
飲料水リュックに背負って移動することを考え1人500ミリリットルを4本程度目安
非常用給水袋ならコンパクトに折りたたむことが出来て、取っ手があるため
持ち運びがしやすい。脱水予防にスポーツドリンクも数本あるとよい
食料品乾パンやビスケットといった傷みにくいものがよい
缶詰は移動の際に重く、缶の処理にも困るため避けるのがベター
モバイルバッテリースマホは連絡の最重要手段となるため充電用に用意しておきたい
ヘルメット
(ヘッドランプ付)
暗い場所を移動する際に、頭部を守りながら両手が空くため便利
携帯ラジオ情報収取のため必要で、AM放送とFM放送(2つは周波数の違い)の両方が
聞けるものがよく、手回しで充電できるとなおよい
※AM放送は2024年2月1日より順次休止が進んでいるので留意してほしい
防寒用アルミシート寒さ対策として用意し、毛布よりかさばらないため運びやすい
救急用品絆創膏、消毒液、包帯や常備薬等
衛生用品簡易トイレ、ウェットティッシュ、歯ブラシ、石鹸、タオル、替えの下着、
消毒用アルコール、トイレットペーパー(芯を抜き潰す)等
避難所は大人数が収容されることが予想されるためマスクを装備し
感染症対策を行う
耳栓避難所で所狭しと雑魚寝することが予想されるので安眠のためにあると便利
貴重品通帳、印鑑や現金といった家屋が倒壊した際に紛失したくないものや、
火事場泥棒に持っていかれたら困るもの
医療関係品お薬手帳や健康保険証(身分証明書にもなる)
紐無しの頑丈な靴紐無しなら脱げにくく、ガラス片を踏んだときに貫通しない頑丈な靴がよい
ホイッスル声が出せないときに居場所を知らせることができ、防犯にも役立つ
予備の眼鏡普段眼鏡をかけている人は予備で用意しておくと心強い

非常用持ち出し品については自分がキャンプをするならどんなものがあると助かるか
をイメージしてみると必要なものが揃ってくるかと思います。

これらに追加して以下の場合に応じて必要品が増えると考えられます

女性の場合

  • 生理用品
  • 防犯ブザー(避難所で不特定多数に囲まれることが予想されるので不安な方は
    準備しておくとよい)
  • ヘアブラシ・鏡(非常事態といっても身だしなみは気になると思うので)

乳幼児がいる場合

  • 食事(哺乳瓶・粉ミルク・離乳食)
  • オムツ
  • お尻拭き
  • 消臭袋(オムツを捨てるため)
  • おもちゃやお気に入りのタオルケット
    (避難所で赤ちゃんに泣かれると恐縮してしまうと思うので、あやす用に)

ペットがいる場合(各種ワクチンを普段から受けておくこと)

  • ペットフード(1週間分は欲しい)
  • 食器皿(皿が変わると食べなくなる可能性があるなら普段使っているものを)
  • トイレ用品
    (猫の場合は猫砂も用意できるとよい。トイレが出来ないとすぐに病気になってしまうため)
  • 首輪と迷子札
    (はぐれてしまった際に、もし誰かに保護して貰えたら連絡がとれるため)

以上が震災に備えて用意しておくとよい防災グッズになります。
備蓄品は直射日光の当たらない場所で食料が傷まない場所に保存するようにしておき、
非常用持ち出し品は枕元や玄関の近くといった、いざというときにすぐに持ち出せる場所に
用意しておくと慌てずに済みます。

準備した備蓄に対してローリングストックと呼ばれるものがあります。それは、普段の生活で
賞味期限の近づいた食料品や水を使用し、新しいものを買い足していく、というものでこれなら
飲食物を無駄にすることが無く、バッテリー等にも応用が可能で、なおかつ防災グッズの点検
と意識付けも行えます。おすすめなので是非実践してみてください。

日本はプレートが重なり合い、地震が世界でもトップクラスで発生しやすい国と
なっているため、震災に備えてそれがまったくの無駄になる可能性は低いでしょう。

自身や家族が被災したときにパニックにならないよう、今回のお話を覚えて
おいてもらえたら幸いです。

  • 震災が起きたときは慌てず、落ち着いて状況の確認と二次被害を起こさないよう行動
  • 備蓄品と非常用持ち出し品を準備しておく
  • 避難場所は予め決めておき、わからない場合は各自治体が発信している情報を調べる
  • ローリングストックを活用し備蓄物を新しいものに更新しておき、置き場所を決めておく

ご覧いただきありがとうございました。

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