他人と苦にならず最低限会話を出来るようになるのは可能です。
なぜなら私自身が子供の頃から人見知りが激しく、他人と会話をするのが苦痛だったのに
今では服屋といったショップの店員と普通に問題なく会話出来るレベルになったからです。
といっても、お伝えできるのはあくまで人と仲良くなる方法ではなく上手くやる方法
ということをご理解ください。
それでは私自身の経験を踏まえ説明していきたいと思います。
人前で喋るのがたまらなく嫌だ
会話が苦手だという人は以下のいずれかについて共感していただけると思います。
- 学校での教科書の音読が嫌だった
- 人前でスピーチや発表があると緊張しうんざりしていた
- 声が小さいと指摘され、他の人より聞き返されることが多かった
- 上手く相手に話を振れない
私は人見知りであがり症な上に声が小さく、人と話すどころか挨拶を交わすことすら
厄介に感じていました。
友人と話すときは普通に話せるのに、お店の店員や初対面の人相手にはしどろもどろになり
世間話すらろくに出来ず、典型的な内弁慶というやつです。
社会人になってからも定期的に順番がくる朝礼のスピーチの際は緊張で軽い動悸がして、
大人になれば当たり前に克服できると考えていましたが、時間が解決してくれるものでは
ありませんでした。
人並みに話せるようになったのは社会人数年目のときで、ある程度練習をしたからです。
私が行ったその練習についてお話していきたいと思います。
他人と問題なく話せるようになるには
実践したのは主に以下の3つです。
- 会話に特別意識を持たないようにする
- 自分の声が相手にどう聞こえているかを客観的に聞いてみる
- 実際に人と会話して訓練する(最重要)
会話に特別意識を持たないようにする
他人と話すのが苦手だという人は少し完璧主義の傾向があると思います。
「何か話さなきゃ」「何か盛り上がる面白い話をしなきゃ」「異性ならなおさら外したくない」
と変に意気込み、結果上手く話せず苦手意識に繋がり負のスパイラルに陥ってませんか?。
皆さんは恐らく芸人の方ではないと思います。面白いトークなんて必要はありません。
試しに外出した際に不審に思われない程度に周囲の人たちの会話に耳を傾けてみてください。
自分が思ってるほど周りの人は特別面白い話はしていません。
みんな日常に起きたことの報告会やドラマ、バラエティやSNSで見たものの感想会です。
私が言いたいのは、ただの会話に特別意識を持つ必要はないということです。
何も話す内容が思い浮かばない人は木戸に立てかけという言葉を覚えてください。
木…季節
戸…道楽
に…ニュース
立…旅
て…天気
か…家族
け…健康
簡単に例を出してみます。
「もうすっかり夏ですねぇ(季節)。なんか今年〇〇県で最高気温更新したらしい
ですよ(ニュース)。自分ゲームが趣味で(道楽)暑すぎていつもクーラーがんがんに
つけてて電気代の請求に怯えてたんですけど、アレって意外と長時間付けて部屋の温度
一定にしてたほうが電気代抑えられるらしいですよ(ニュース)」
こんなのでいいの?と思ったかもしれませんがちょっと世間話する程度なら十分だと思います。
この言葉は話題作りのキーワードとなります。例では自分語りに使いましたが相手に
どんなところに旅行したことあるかを聞いたり、自分の道楽について話すことで
相手にそれについて質問させやすくしたりと便利なので是非活用してみてください。
※家族と健康については結構踏み込んだ話題になるので質問はしないほうがベターです。
自分の声が相手にどう聞こえているかを客観的に聞いてみる
これについては声の小ささを指摘されたことのある人に試してみてほしいです。
普通に話してるつもりでも聞き返されたりすると相手の耳を疑ってしまうことがありますが
原因は自分にある可能性が高いです。
というのも声というのは自分が発声したときに口の中で反響していて、自分にだけ大きく
はっきり聞こえるからです。
自分が音の発生源なので一番大きく聞こえるのは当たり前といえば当たり前なのですが
意外と盲点だったかと思います。
そこから音の波は空気に乗り、相手の耳に届くという過程があるので、自分と相手で感じ方が
変わるというのは容易に想像がつくと思います。
それに対してすることは簡単で、普段喋るトーンで独り言をしてみてそれをスマホで録音
して聞いてみる、というものです。
恥ずかしくて嫌かもしれませんが、自分の声は普段どんな風に聞こえているのか客観的に
確認できます。
こんなにぼそぼそと小声で喋っているのかとがっかりするかもしれませんが、
知らなければ一生矯正することは出来ません。
一時の恥か一生の恥、どちらを選ぶのかというやつです。
これ自体は何回か練習すればどのくらいのトーンで喋れば聞き取りやすいか、すぐに感覚が
掴めるかと思うので頑張りましょう。
実際に人と会話して訓練する(最重要)
最後に一番重要で一番の難関なのですが、実際に人と話して練習を行うことです。
もっと楽な方法はないのかとがっかりされたかもしれませんが、人と話すようになるには
実践を積むのが一番効果的です。
私が実際に行ったのは少し家から距離の離れた、普段は行かない商業施設の店員と
雑談してみる、というものでした。
店員というものはご存じの通り勝手に向こうから話しかけに来てくれます。
店内をうろついてみて、話しかけられたらその際に軽い雑談を振ってみる、
というのを何回か繰り返していくとだんだんと会話に慣れていくことが出来ます。
普段は行かない商業施設を選んだのは失敗したときに致命的だからです。
会話の練習中に変なことを言ってしまってその店にもう行きたくないとなったときに、
行く頻度の多い店だとダメージが大きいです。
複数の店舗が入った商業施設なら一つの店で失敗したときにすぐに次の店に移れます。
私はこういった実践形式によって初対面の人と最低限どんな会話をすればいいかを学びました。
まとめ
話すのが嫌という人は大半が会話というものに特別意識を持ってしまっていることがあります。
まずはその意識を払拭し、話題に困らないよう「木戸に立てかけ」というキーワードを頭に
留めておいてください。
そして自分の声が普段相手にどう聞こえているか理解をし、最後はとにかく対人による実践
あるのみです。実践場所については失敗しても困らない遠方の商業施設が好ましいです。
今回のお話で少しでも会話というものに苦手意識を無くせる方が増えたら幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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